
いつも投稿をご覧いただきありがとうございます。
今回はDSでよく使われるキーワード 「サヴォアフェール(savoir-faire)」 の意味を丁寧に解説します。過去に投稿した写真と照らし合わせながら読むと、より楽しめるはずです。
サヴォアフェールとは何か?
直訳的にはフランス語の 「知る(savoir)」+「作る(faire)」。
単なる技術やノウハウだけでなく、「知識(知る)」と「手業(作る)」が融合した 職人の知恵と手仕事の総体 を指します。
つまり「どのように作るか」を心得た巧みな技術と美意識のこと──それがサヴォアフェールです。
DSにおけるサヴォアフェール — 具体例で見るポイント
下記は、DSのクルマに現れる“サヴォアフェール”の具体的な現れ方です。写真でチェックすると見つけやすい部分です。
素材の厳選と仕立て
上質なレザー、アルカンタラ、上品なファブリック。素材選定から裁断、縫製、パッドの配合まで、座り心地や触感を一貫して設計しています。
細部の手仕事(ステッチやキルティング)
ハンドのような丁寧なステッチ、精緻なキルティング加工(包み込む座り心地を演出)。写真の“縫い目”をぜひ拡大してご覧ください。
装飾と仕上げ(ジュエリー的ディテール)
メタルトリム、宝飾を思わせるダイヤモンドカットのスイッチや、光を繊細に扱うヘッドライトの意匠など、目を引く装飾が多用されています(例:立体的なライトシグネチャーやグリルの輝き)。
伝統技法の採用(パリの職人技との接点)
インテリアのパターンや装飾は、パリのオートクチュールや工芸の手法を想起させる仕上げ—「グル・ド・パリ(guilloché)」のような幾何学的な彫りや、鏡面仕上げのラッカーなど。
匂いや音も含めた感性設計
扉を閉めたときの音、スイッチの操作感、素材が手に触れた時の感触──五感で感じる「気持ち良さ」までもデザインするのがサヴォアフェールです。
限定性とカスタマイズ
少量生産の特別仕様やパーソナライズオプションを通じて、所有者だけの体験を作る姿勢もサヴォアフェールの一部です。
写真でチェックする“探しどころ”
スタッフが投稿した写真を見る際のチェックポイントを挙げます。拡大すると発見がありますよ♪
シートのステッチやパッド厚の違い
ダッシュボード素材の質感(マット/光沢/塗り)
スイッチ類の仕上げ(切削跡、メッキ感)
ヘッドライト/テールライトの細かな意匠(光の表情)
バッジやロゴの刻印や仕上げの細やかさ
なぜサヴォアフェールが重要なのか?
技術(テクノロジー)だけではなく、使う人の心を満たす体験を作るため。
同じ機能でも、仕立てや質感、手触り、音で価値が変わる──それを実現するのがサヴォアフェールです。DSはまさに「移動をアートにする」ために、この哲学を車づくりの中心に据えています。
ご興味がございましたら、過去投稿の写真と合わせてご覧ください。
ショールームでは実物をゆっくりご確認いただけますので、ぜひ五感でDSのサヴォアフェールを体感してください。スタッフが詳しくご案内いたします。